もっちっち

About もっちっち

人生を振り返ると、熱意をもって打ち込んだものが、時期を定かに覚えぬままに忘れ去られた事柄が誰にでもあると思う。

自身にとってはテレビゲームという遊びがそれであった。

毎月数百円の小遣いをコツコツと貯め、厳選した高価なゲームソフトに全BETする冒険。そして、対価として得られた興奮は、気がつけば人生の折り返し地点を通過した今も鮮明な記憶として残っている。

少年が青年になり、将来のために使う時間という資源が勉強になり、やがて社会生活の中で生きる事に忙殺される中で忘れ去られた遊びはレトロゲームと呼ばれる時代の遺物となった。

テクノロジーの進歩はいつの時代にもあり、ガラケーからスマホ、自動車もドライビングフィールを楽しむ時代から自動運転への過渡期にある。

今も発展を続けるテレビゲームの黎明期に生まれたレトロゲーム誕生についても、既存の遊びとは明らかに異なる革新的なイノベーションがあったと思う。

遙かな昔、始祖鳥という小型の恐竜が空を飛ぶ進化を選択し、今日の鳥類の繁栄につながった。これは、空を飛ぶという選択に大きなポテンシャルが秘められていた結果である。

同様に、その後の発展につながったレトロゲームにも本質的な価値が秘められていたのだと推定される。

その仮定の上で、当時のゲームを再検証しつつ後に登場したゲームを追うことで、何がどのように今につながったのかを確認してみたいと思うに至った。

このYoutubeチャンネルは、地球３周半ほどの周回遅れでテレビゲームを出直した記録である。