蒼ノ世界 / 幻想世界の音楽たち【神秘的BGM】

Published 2023-06-09
気が付けば蒼の世界に居た。
見慣れぬ蒼い天井、遊泳する鯨鯢(けいげい)に見下ろされ彼女は歩き出す。
座礁なき世界で彼女を待ち受けるのは────。

『蒼ノ世界』(World of azure)

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【Discography】
1st Full Album『幻想世界の物語。』
▼ CD
gensosekai.theshop.jp/items/81773439
▼ Streaming & Download
linkk.la/story-of-the-fantasy-world

【Production team】
- 長谷川真生 (MAIKI HASEGAWA) / twitter.com/hasegawamaiki
- はる (HARU)
- 霜月ひでり (HIDERI SHIMOTSUKI) / twitter.com/CKOcRWcApvuU6ww

【Illustration】
yj 様
stock.adobe.com/jp/591020204

All Comments (21)
  • @ska_1405
    これ聞いて1年受験勉強してました。 高校受かりました。来年から通えます。 お世話になりました。 来年からもよろしくお願いします。
  • さあ!!文豪たちよ! 集まるのだ!!今この場を君たちの持つ力で感動の渦に巻き込んでくれ!!
  • @yonagi1412
    こういうBGMが好きな理由って、その音楽に魅了されて作られる作品を書く人達が沢山いて、多種多様で読んでて楽しいから、ってのもある
  • ここは果たして水中か 空中か 水の中で窓に夕焼けが映り、蒼天は夕暮を迎える事無く蒼のまま… これから夏を迎えるのにピッタリな清涼感…❤
  • @rinrinaisu
    映画化できそうってレベルで世界観好き
  • @applause102
    「ここは・・・?」 少女は目を覚ました。たしか、終わりの見えない仕事の山に埋もれ、心の底から湧き上がる絶望感に呑まれながら帰宅しベットに突っ伏したとこまでは覚えてる。心なしか目線が低い。目の前に広がるのは見慣れぬ蒼い天と中世の街並みと遊泳する小魚たち。 「・・・きれい。」 思わず声が漏れる。天に水面が広がり、上にも太陽があるのか光が水面の波紋に反射してまばゆい輝きを放っている。 見惚れているとすっと前を小さな魚が横切った。その魚はこちらに気付いたのか元気よく戻ってきて「僕はね、僕はね、警察官になるんだ!」と声高らかに言い放ちまたスゥっと泳いでいった。あたりを見回すと同じような魚たちが 「オレは絶対に医者になる!」「私アイドルめざそっかな?」「会社を立ち上げて大金持ちになるぞ!」と言いながらふらふらと泳いでいた。 「・・・あの~。」 少女は近くにいた魚に声をかけた。しかし帰ってきたのはプロのサッカー選手になるんだという一言だけ。その一言は少女に、この世界が夢であることを悟らせた。しかし少女はここが夢でも構わないと感じた。これほど美しい世界であればあんな灰色の地獄なんかに戻る意味はないと。 ふと頭上を何かが通り過ぎて行った。少女が見上げるとそこには優雅に泳ぐ鯨鯢の姿。その鯨鯢が一度大きく唄うと周囲の小魚たちがまるで母親を見つけたかのように鯨鯢の後を追っていった。天高い水面で鯨が跳ねた。しかしそのあとに続く魚はいなかった。途中で力尽き戻る魚、水面近くでほかの生物に喰われる魚。鯨鯢はどこか悲しそうな面持ちでまた街に戻る。 また、鯨が唄った。しかしそれに続くものはもう現れなかった。 悲しそうに鯨が泳ぎ行こうとした時、鯨の目が少女をとらえた。 ―――夢を探し叶えなさい。そう彼女は言われた気がした。 鯨鯢の唄が再び響く中、少女はなくしてしまった小さな夢を探すことを決意した。 ―――ここは「蒼ノ世界」。ひとの捨てた夢が諦めた夢が集う碧き世界。彼方に広がる空の水面(みなも)には小さき泡が星屑の如き輝きを魅せる。空に浮ぶ太陽はあらゆる願いを叶えるだろう。 ―――そう、ここは夢の世界。叶う事を諦めた夢の集う昏き世界。挑戦を諦めた者たちが漂う座礁の無き世界。彼女の「夢」は果たして今、どこを巡っているのだろうか・・・。
  • 「ありえない・・・」、頭では分かっていた。 「なんだか怖い・・・」、心もそう反応していた。 でも、でも、自分を包み込むこの景色が、いや景色ではなく、空気・・・、いや空気とも違う何か。 それが全身の毛穴から沁み入ってくる。 以前同じ安心を感じたのは確か母の胎内にいた時。 自分の周りの境界線が溶けてくる。 きっとここではそんなもの必要ないんだろう。
  • @user-pk5zb5ln7s
    遠の昔に亡くなったばあちゃんはよく言った。 「あたしがまだ小さかった頃はね、空におおきなくじらが泳いでたんだよ。誰も信じてくれなかったのよ。それが悔しくてねぇ。あなたにも見せてあげたかったもんだねぇ........」 ここから先が思い出せない。 もうボケていたし、私はおとぎ話のような感覚でなんとなく聞き流していた。 ただ、ばあちゃんのする話は妙に現実味を感じるのだった。 最後に聞いたのは10年も前。 不思議なもんで、この話を思い出すたびにばあちゃんのコロっとした声を思い出す。 -数年後- 「ばあちゃん、ただいま」 長い時を経て私はばあちゃんの住んでいた家を訪ねた。 本当はそんなつもりはなかったのだが、どうしてか行かなければいけない気がしたのだ。 「久しぶりだなぁ」 そこにはばあちゃんにぴったりのこじんまりとした可愛らしい家が当時のままあった。 家に上がりばあちゃんと私が大好きだった縁側に向かった。 おひさまの良い匂いが辺りを包む。 少し経つと私はうとうとしてそのまま寝てしまった。 「起きて」 「...........はっ!!あなた誰!?」 目の前にいたのは見ず知らずの小さな女の子だった。 「あらあら、私言ってたなかったかしら。まあいいわ。ついてきて」 「訳が分からない。」 「ふふっ。私、約束は守るのよ」 何のことだかさっぱりだが、仕方がないのでついていってみる 「ねぇ、どこまで行くの?」 「........」 女の子は何も喋らなくなった。 というか..........あれは...... 「ばあちゃん?」 一瞬こっちをみてニカッと笑った。 間違いない。あれはばあちゃんだ。 「ついたよ。ごらん。」 やっと話してくれた 「ばあちゃん!!」 「ようやく気づいたかね。空をみてごらん。」 「........ばあちゃん....これって.....」 空にいるのは間違いなくくじらだ。 「ばあちゃん、どういうこと?」 「約束したじゃないか。 「あたしがまだ小さかった頃はね、空にくじらが泳いでたんだよ。誰も信じてくれなかったのよ。それが悔しくてねぇ。あなたにも見せてあげたかったもんだねぇ。そうだ!!今度見せてあげるわ!!」 ってね。あの後私はぽっくり逝っちゃったけどどうしてもあなたとの約束は破れなくてねぇ。それでちょっと会いにきたのよ。約束を果たしにね。」 「.........う......うぅ.......」 「あらあら。せっかくの可愛いお顔が台無しよ。」 「........グスンッ....それで...このくじらの正体は何なの?」 「私よ」 「詳しくお願い。」 「あれはね、私がうみだした守り神のようなものかしら。ある日突然現れたのよ。怖がりだったからねぇ。こんなのばっかり考えてた」 「守り神......か...」 「あなたの最近のことも教えてちょーだい。時間も限られてるから。」 「時間が限られてる?」 「いつまでもこの世にいられないのよ。だからあなたと楽しくお喋りしたいわ。」 ここから私はばあちゃんといっぱい話した。あの頃みたいに。 30分ほど経っただろうか。 ばあちゃんは「元気にやるんだよ」とだけ残してどこかに消えた。 気がつくと縁側で寝ていた。 夕暮れ空にヒグラシが鳴いている。 私は寂しくない。 だって知ってるよ。 ばあちゃんは見守ってくれてるんだから。 おおきなくじらは今日も見守る
  • @海鳴uminaki
    寝れるし勉強できるし集中できるし癒されるし落ち着くしで非の打ち所全くもって無い 無限に聞いてたい
  • @totokiti550
    巨大な神秘に圧倒的されながらも、これから何かが始まる予感に胸を高鳴らせる少女の心情が感じられるような曲で良きですね
  • 蒼白、とは、この世界の事を言うのだろう。絶え間なく与えられる水の中。 鯨鯢は、私の真上をすうっ、と通り過ぎて、雲間を駆け抜けて行った。 目が覚めたらこの場所にいた。 街も何もかもが海底に沈んだ。 そう、此処は海底都市なのだ。 海の生き物達と共に共存して生きていく。少女は、遊々と舞う鯨鯢の姿にある面影を見た。 何故、貴女は泣いているの? ――母上。 私は大切な一歩を踏み出した。 まだ見ぬこの世界の謎を解き明かす為に――。 脳裏に過るは、亡き家族との記憶。 その欠片を取り戻すため、私はこの世界に足を踏み入れる。 蒼の世界、とは何にも座礁しない。 何故ならそれは、もう沈んでしまっているから。 時間はどうして、巻き戻らないの? 何故ならそれは、この世界に時間軸なんて、存在しない物だから。 ふわふわと宙に浮くように揺蕩うのは、何故? それはね――。 目が覚めたら此処にいた。 私の母は、幾年もの時を超えて、未だにこの海底都市へ閉じ込められている。 遊々と揺蕩う鯨鯢よ、貴女は何故泣いているのですか――。
  • 学校から帰っている途中にいつも通らない道を通りたくなり通ったところ、細い路地裏がポツンと端の方にあるのを見つけた。 私は不思議な路地裏へと足を運んでいた。 真っ暗なはずなのに何処か夕日のような微かな温かい光が身を包むような感じになっていく感覚が私の心にはとても心地がよかった。 そんなことを考えながら無意識のうちに外へと出ていた事に気がつく。 その場所は青くて綺麗な空で空気も清らかで人気のない町のような所だった。 風の音だけが響く。 風の冷たさも水の中に居るような涼しさで心地がいい。 こんなに爽やかな気持ちになれたのは久しぶりだった。 私はこの場所が何処であろうと関係ない、ずっと此処に一人で居たい。そう思って風に吹かれながら空を見上げた。 その時だった…。 目の前に大きな鯨が現れたのだ。現れたと同時に鯨の特有な鳴き声が町に響き渡った。 何処か切なく悲しい声にも聞こえて、私の気持ちに寄り添うかのように現れたのではないかと思った。 悲しそうな瞳で私を一点に見つめてくる鯨は何か言いたげな様子に見えたが、私は鯨の伝えたかったことが分からなかった。 もう一度、鯨が鳴くと私は元の通り道に戻されていた。路地裏があったであろう場所はマンションがあり入る事なんて出来ない。 そもそも路地裏なんか何処にも見当たらない…。 鯨の鳴き声が頭によぎる もう一度あの鳴き声を聞きたい。そう願っても叶う日は来なかった…。
  • @neonanoba
    拙い文豪....です。 蒼き世界は果ての世界である ここは、?』そう呟く 目の前には鯨 魚 "現実"では有り得ない事が起きている なのに彼女は気付かない 不思議な気分だわ』とぼとぼ,と歩き 辺りを見回す。 彼女は何故自分がその場に居るのかなんて気にもせず,ただ綺麗な世界を歩く 誰かの心拍も聞こえてしまうくらい静かなのね』また呟いては目の前の大きな鯨を見上げてまた歩く あの魚のように自由にはしゃいでみたいわ 1度だけでも 水槽から出たいわ』 意味深に言っては足を止め空を見上げた おっと,ここで本は見切れているようだ...
  • @user-adati.
    見慣れぬ世界に来て圧倒的な情景に立ち尽くす少女の後ろ姿こそ至上の宝。 さあ、物語はここから始まるんだ。
  • すごい良き、、文豪ニキもたくさん見たいな
  • この素晴らしい曲を題材にしたまったくそぐわない超絶下手くそなポエムを書いちゃった。見るのは自己責任だ! 「スゥー、スゥー…スゥーzZ」 そう、澄み渡る心地よい空気、そよそよと風は頬を撫で、どこか寂しさを思い出させる生き物の声がする。あぁ…『…!』こんなとこにずっと『…て!!』いられたらどれだけ素晴ら『起きなさい!!』 懐かしささえ感じる誰かの怒鳴り声で私は目を覚ました。 いや、本当に覚めたのかはわからない。なぜなら、そこに広がっていた景色は、摩訶不思議なものだったから。 「え…?ここ…どこ」 そこは水の中に感じれるけれど、空気があって、竜宮城を思わせる建物があって、空があって雲があって。でも魚は泳いでいて、水の中にいるような感触が確かにある。そして、私がなぜここにいるのかも、そして、私を起こしてくれたあの人が誰だったのかもわからない。そうやってわけもわからず混乱していると、その周囲に、巨大な影ができる。その影はなにか動いていて、重厚感を感じられる影。 「…!   く、じら…!?」 上を見ると、そこには鯨がいた。でかくて、迫力のある鯨。その鯨は、私をみつめ「ほえー」と声を出した。でも、私はそのとき「え、鯨ってそんな声なんだ…」ととても落ち着いていた。なぜか安心できるようなその声、その姿、その…瞳に見つめられていたから。 その鯨は泣いているように見えた。でも笑っているようにも見えた。怒っているようにも、楽しんでいるようにも。鯨から色々な思いが伝わってきたけれど、それは悲痛な叫びではなくて、懐かしく、時にはうっとしいとさえ感じるあの言葉。日常的で普遍的な言葉、何か思い出せる気がするけれど思い出せない。すると、また鯨は声を上げた。その瞬間ノイズ混じりの声が聞こえた。「いいかげん起きなさい、##!いつまで寝て########」「おはよう。### ちゃん」  「おっは~。ねぇ聞いてよ~またあいつ#######」  「おはようございます。## さん、#######?」 何か、見覚えがあった。聞き覚えのある声、言葉、誰が誰に行ってるのかなんてわからなかったけれど、何か、思い出した気がする。私は鯨を見つめる。すると、最初、最初に聞こえたあの声で『いきなさい』と、そう聞こえた。何かに突き動かされているような感覚があふれてきて、私は一歩ずつ歩き出した。なにもわからないけど、なにも知らないけれど、あの、優しくて厳しいような声のために、「"何かをする"んだ!」と。私はただ、知らない世界で旅を始めた。 歩き出して10分ぐらいしたころ、ふと空を見上げると鯨は後をついて行くかのように泳いでいた。 「あぁ…今日"も"鯨は泳いでいる。」
  • @mirina6806
    少しですが書いてみました! 題名「五里霧中」 「おいでなさい、おいでなさい、」 そのような声に導かれた 亡きあの子のような優しい声 一体貴方は…誰なの…? 「そうね、そうね、誰というべきなのかしら」 声は言う 「それよりも、あちらに行ってみて。きっと楽しいわ」 どうやら話したくない事情があるらしい 声に導かれるまま、鯨が飛び、魚が交差し合う通りを抜け、建物の細道を抜けた その先にあったものは 一つの祠であった 続きはコメ欄⬇️